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令和6年能登半島地震

更新日:10月22日




2024年の元日に能登地方を中心に大きな地震にみまわれました。

当店においても被害を受け壁が剥がれ落ちたり、酒類の瓶が割れたりしましたが、

幸いにも命にかかわるようなことはありませんでした。





私自身関西の出身なんですが、高校時代阪神大震災を経験しており

あの経験を活かすチャンスでもありましたが、あのような大きな地震のさなかでは、

何もできずただただ大みそかに焼き上げたカステラをカットしていたので

上から物が落ちてこぬよう、ほこりが入ったりせぬよう必死で守っておりました。

そんなことより逃げるべき、あの時立てたシミレーションは役に立ちませんでした。

皆様におきましては、できるかぎり早く逃げ道を確保して、できうるなら外へ出てガラスや瓦が落ちてこぬところで待機し、動けぬようならとにかく頑丈な机などの下に隠れるべきです。

とにかく命さえ無事であれば、何とかなるものです。

時間を経て被害の大きかった珠洲市のほうへボランティアにも入りましたが、

国や行政の支援が遅れている、ということばかり取りざたされていますが、

それよりなにより高齢化による活力不足が深刻だと感じました。

今は支援の手、金銭も必要ですがそれより自治体の未来へのビジョンが

とても必要な気がしました。



どのように地域再建するのか、どう集約するのか、元の姿にすべて戻すのは現実的ではないし、どの地域を重点地域にするのか、それいかんによっては移住の決断もしていただかないといけないかもしれません、しかし、ただ生活できるようにするだけでなく、魅力的な街づくりのビジョンを掲げない限り、若い人は戻ってこないだろうし新しい居住者も増えないと思います。若い人、子供、若い世帯は、未来の希望そのものです。

とにかく、非難されようとも行政にはそういう情熱を今は伝えていただきたい。

この苦しみを乗り越え、未来にバトンを渡すためにもう一度立ち上がろうという、魂に火をつけることが必須ではないでしょうか。魂は年老いたりしません。


皆がいい人になって非難されることを恐れ、炎上をさけていてはいつまでたってもこの状況は前に進まないのではないでしょうか。

震災前よりいい能登にしてやる!

そんな気持ちに火をつけてくれる行政リーダーの登場が必要不可欠であると、自分の無力さの痛感とともに、私のボランティアは終えたのでした。


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