新型コロナウィルス

本日4月19日時点で、石川県も中国の武漢より発生した新型コロナウィルスの流行により、緊急事態宣言の真っただ中にあります。どう考えても5月6日までに収束するとは考えにくいですが、国や県がそこを目指すということですので私たちもその心づもりで生活していかねばなりませんね。

山の上洋菓子店においても、いわゆる三密（密集、密閉、密接）を避けながら営業をしております。

しかしながら本当に営業していていいのか、毎日悩む日々を送っています。

今以上の拡大を、また状況が悪化するなら営業自粛も考えなければなりません。

私たちはテイクアウトを基本としている業態なのでまだましですが、店内での飲食を伴う居酒屋さんやカフェなどは気の毒でなりません。

私はお店や企業が閉店したり、倒産したりするのは資本主義の世の中ですから、いたしかたない、お客さまに必要とされなくなったならば廃業するべきだ、という考えの持ち主ですが今日の状況は、とても受け入れられません。

歴史や文化は建物や観光地で保たれているわけではなく、その社会、地域の人たちの息遣い、生活で保たれているのです。飲食や小さな商いはまさに地域文化だと考えています。金沢の歴史や文化を踏襲し、現代、未来につなぐ心ある商いを決してつぶしてはいけません。

今の私にできることは、自粛くらいしかないかもしれませんが、自粛する社会の中でも街の灯りを消してはならない使命があります。

お客様や従業員そして私たちの健康が一番ですが、可能な限り街の灯りが潰えないように、営業自粛を覚悟するその日まで精いっぱい商いを続けるつもりです。